でも、後悔はしていません。
一生懸命泳ぎましたから。
楽しみながら、足の痛みについてどうせ痛くなるなら友達になろうと思ったし、得るものがたくさんあったからです。これからずっと付きまとうこの足の痛みとは仲良くしなくては。友達になれば良いのです。少しでも和らげて泳ぐ方法を考えていこうと思います。
1回目で辞めなくて良かったです。2回泳ぎ、私はとってもとっても成長したと思います。フリーダさん、チャンスを与えてくれてありがとう。先生、ありがとう。船の仲間にも「ありがとう」としか言いようがありません。私はまだまだ泳ぎ続けます。海で泳ぐスイマーですから。船から上がり、オブザーバーに「サンキュー」と告げ、スイムキャップを取り、耳栓を取り、レントゲン服を着ました。私の身体はグリースでベタベタです。ベンチに寝転がり「先生ありがとう。キンは元気だから今日の事お話して」
先生は今日の事を話し続けてくれました。
キン「先生。キンはフランスの光を見ながらずっと泳ごうと思っていた。写真を思い出していたんだ。私は必ずフランスに着くと」
先生「キン。分かったから少し寝なさい」
という先生に私は頷きました。
先生にバッグに貼り付けていたカイロを私の身体に貼り替えて貰い、足の裏は両方とも取れないように輪ゴムを付け、頭には毛糸の帽子、手には手袋をはめて寝入ってしまいました。
2時間位かかったのでしょうか。港に着きました。
キン「先生、フリーダさんに"私にチャンスを与えてくれてありがとう"と伝えて」
石井「もう話す事は決めてある」
先生に任せておきました。フリーダさんは港に待っており、船に入りながら先生と話をしています。「I want swim next year.」えっ、来年も泳がせてくれると言っているのかしら。私にとってこんなに嬉しい事はありません。
フリーダ「あなた達は1番予約です、早く予約金を払いなさい」
現実です。今私達の手元には現金がありません。日本から予約すると伝えておきました。私は起き上がり、帰える準備をしていました。ありがとうフリーダさん。ありがとうニールさん。ありがとう赤い服のステラさん。とお礼を言い、フリーダさんにゲストハウスまで送ってもらいました。