第3回 伊豆松崎 シーカヤック・マラソン  (2/5)
 
大会当日...

・・・2002/06/02 

大会当日は、夜中にも目が覚める上に朝からそわそわドキドキ。
やはり初めてのシーカヤックマラソンともあり気持ちが落ち着かない。

そして、今回はオープンウォータースイミングの時よりずっと海の状況が気になり天気予報を何度も見ては悩んでいる。

実をいうと今回使用する予定のこの黒いゼフィル。まだ完全に乗りこなせていないのが原因で、海が穏やかな時はよいのだが、強い風や波の種類によってはバランスをとるのに精一杯、しっかり漕げなくなってしまう。もちろん艇が悪いわけでもなく、単純に私の経験不足やバランス感覚の無さが原因なのだが、この大会に合わせて乗りこなしてくる事が出来なっかった。

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結局、主催者の「今日はうねりが大きいので...」という言葉でこの艇を諦め安定性が高いシーフォックスに変更。(ゼフィルを乗る人達は荒天でこそこの艇の真価が発揮されるというのだが、悔しいかな今の私にはダメだった)

レースは、岩地海岸を出て針路を左(南伊豆方向)に向け雲見崎を通りすぎ波勝崎の手前を折り返してくる往復12.5kmのコース。








 



海開きの神事を終え、いよいよレースのスタートとなる。


スタートは、カヤックには触れずに横に立ち、ホーンの合図と共に乗り込んでスタートする。合図と共に艇に乗り込みスプレースカート(船に水が入らないようにするカバー)を艇に付けようと思ったのだが、この艇にこのスプレースカート、きつい部分があり中々すんなりはまらない。
私が漕ぎだした頃には小方さんは50m程先を漕いでおり、最近はこの艇に乗っていなかった事も思いだし、またまた不安がよぎるのだった・・・。

スタートしてから数分後、岩地海岸を出た岬の辺りで小集団につかまり漕がせてもらえない。さらに自分が思い描いたコースより皆全体的に沖に向かっていた為その集団から外れ若干岸側へそれた。
多分先導する船がかなり沖を通った為、先頭がその船を目指し後の艇もそのコースに続いたと思われるのだが・・・。

定置網の横を通り過ぎた頃にから黒崎に近づくと共に少しずつうねりが大きくなりだす。風はさほど強くないが前方からで、南西か南南西ぐらいか、波とほぼ同じ方向から吹いてくる。
黒崎付近、1500m位漕いだ頃には艇も疎らになり同じペースの艇が分かってくる。自分の気持ちも段々と落ち着きフォームのチェックを入れながら漕ぐ。右、沖側の方には同じペースの選手が数艇。
レスキューで海上に漂っていたシーカヤックが私の前方で岸から沖の方へ向かってかなり移動している。レスキュー班が予想していたコースよりかなり皆沖を通っているのだろう。

雲見崎に近づくと共にうねりは大きくなり時々真っ直ぐ漕がせて貰えなくなって来た時、右前方で1艇が沈。その近辺の艇もグッとペースが遅くなる・・・。沈した艇がレスキューをどうしたかを振り返る余裕も無く、時々ザバッと崩れる波にふと体がこわばる。
帰りはこの近辺を通りたく無いと思いながら・・・。

雲見崎から千貫門あたりが漕ぎ辛く感じた為でもあるのだが、若干艇を沖に向け風や波と正対させることで安定させる。
それからしばらくして折り返し地点の船が確認出来た頃、岸の方を軽快に戻ってくるシーカヤックを見つける。多分先頭の選手だったのだろう。この時点で軽く千m以上離されている。

そうして、いよいよ折り返し地点の船に近づいて来た時、折り返し終わった小方さんが嬉しそうに合図をする。う〜ん、150m位離されているか。しかし、私もやっとここまで来たかと笑みがこぼれる。多分前を行く艇も十数艇。(オープンウォータースイミングよりは楽に順位を推測出来る)
ただやはりうねりは大きく、折り返す船に近づくのは怖くロスになるが大回り。

オープンウォータースイミングでもそうなのだが、案外この折り返しが曲者で、いつも頭の中に出来上がって来ていた方向感覚や位置感覚が崩れてしまう。


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